たるみに効果的な治療法
年齢を重ねると、スキンケアをエイジングラインで揃えたり、エステに通ったりしても肌は確実に衰えていきます。「マスクを取る自信がない」「最近老けた」と感じることはありませんか?顔のたるみは、肌の内側の変化が関係しているため、肌の内側に対するアプローチが大切です。
本記事では、たるみの原因と効果的に改善する施術を紹介していきます。
たるみの原因
顔のたるみの原因は、大きく分けると2つあります。
1つ目は「皮膚内部の老化」によるたるみです。
加齢とともに肌のハリと弾力を支えるコラーゲンやエラスチンが衰え、ヒアルロン酸が低下することで、たるみを引き起こします。
「こんなに老けてたっけ…」「メイクではカバーできない」という方は、皮膚内部の老化が進行しているかもしれません。
2つ目は「骨格老化」によるたるみです。
たるみは、皮膚のエイジングのせいだけではありません。顔の骨は老化によって骨量が減り、顔面骨が委縮することで骨格が変化するのです。また、年齢を重ねることで顔の脂肪が減り、たるみが気になることも。
骨格や脂肪の量が変化すると、骨の上にある皮膚が影響を受けるため、顔にたるみやくぼみが生じて老けた印象になります。
顔のたるみを改善するには、年齢肌に応じたスキンケアや適度な運動、健康な生活スタイルを送ることが重要です。また、美容外科や整形外科で、症状に合わせた処置を行うことで、若々しく健康的な印象を演出することもできます。
たるみの種類は3つ
1.肌の弾力低下によるたるみ
皮膚のたるみは、加齢によってコラーゲンやエラスチンの質が変化し、肌の弾力が落ちるのが原因です。ヒアルロン酸も低下して皮膚がたるんでいくため、額のシワ・目元のシワ・口元のシワ・首のシワ・たるみ毛穴などが引き起こされます。
2.脂肪層のたるみ
脂肪層のたるみは、加齢とともに顔の筋肉が衰えることで、筋肉の上にある皮膚や皮下組織を支えきれなくなることが原因です。脂肪の重みに耐えきれなくなった筋肉が弛んでしまうと、真皮層から粗暴層がズレ落ちて、顔のたるみやしわが生じます。主に、ほうれい線・マリオネットライン・ゴルゴジワ・首のたるみ・目元のクマなどが、脂肪層のたるみによって引き起こされます。
3.むくみによるたるみ
脂肪層に水分がたまると、脂肪を膨張させてしまい、生じるのがむくみによるたるみです。主に、フェイスラインのゆるみや目元のはれぼったさが引き起こされます。
たるみの治療法
お悩み別で顔のたるみに効果的な施術を紹介いたします。
目の下のたるみ(クマ)
目の下のたるみを取るには「脱脂」が効果的。目の下のたるみを取る場合は、切る方法と切らない方法があり、脱脂は切らない方法です。下まぶたから裏側の粘膜に穴を開けて、穴から眼窩脂肪(がんかしぼう)を取るためほとんど傷跡は残さずに行えます。
眼窩脂肪を取り除き、目の下のたるんだふくらみがなくなることで、若々しい目元を演出しましょう。
頬のたるみ(ゴルゴジワ・マリオネットライン)
頬のたるみを改善するためには「糸リフト」や「ハイフ」がおすすめです。
ゴルゴジワとは、目頭から頬の中心に向かって伸びるシワのことで、正式には「ミッドチークライン」と言います。また、マリオネットラインとは、口角の両端からあごにかけて伸びた、頬の脂肪がたれ下がってできるシワです。
糸リフトは、コグ(トゲのようなもの)が付いた糸を頬へ挿入して組織へ引っかけ、土台からたるみを持ち上げる治療法で、頬全体をキレイに持ち上げてリフトアップできます。ダウンタイムがあるため、事前のカウンセリングで確認するようにしましょう。
一方、ハイフは専用のマシンを使い、超音波を一点集中させて発生する熱を筋膜に送り込み、リフトアップさせる施術。メスを使わないため、ダウンタイムも少ないです。。症状に合わせて治療法を選びましょう。
フェイスラインのたるみ(あご下のたるみ)
フェイスラインのたるみやあご下のたるみにも「糸リフト」や「ハイフ」がおすすめです。フェイスラインやあごのたるみは、首の下あごから首周辺の筋肉が衰えて筋肉が衰えて、皮膚が支えきれなくなることで生じます。
糸リフトは、コグ(トゲのようなもの)が付いた糸を頬へ挿入して組織へ引っかけ、土台からたるみを持ち上げる治療法です。さらに、挿入した糸の周辺にできるコラーゲンや線維化組織が皮膚や皮下組織を支えるため、糸が吸収されたあともリフティング効果が持続します。ハイフは首周りにも照射でき、超音波を一点集中させて発生する熱を筋膜に送り込み、リフトアップが期待できる施術です。
よくある質問
糸リフトを考えていますが、どのくらいの本数が必要ですか?
たるみの状態やお悩みの箇所によって、必要な本数は異なります。まずは、カウンセリングにてご相談ください。
注射やメスが怖いのですが、何か対策はしてもらえますか?
注射が怖い方には、あらかじめ麻酔テープや麻酔クリームなどを使用し、痛みを緩和させられます。
また、メスが怖い方には、眠くなる点滴で熟睡されている間に処置を終える「静脈麻酔」が可能です。お気軽にご相談ください!
ハイフは痛いですか?
照射部位によっては、熱感や少しの痛みを感じる場合もあります。しかし、ほとんどの方が我慢できる程度の痛みです。
仕事があるため、数日間安静の期間が作れません。それでもたるみ治療を受けることはできますか?
可能です。たるみ治療には種類があり、個人差はありますが、ハイフのダウンタイムはほとんどございません。当日からメイクをすることも可能なため、休みを取れない方におすすめです。
糸リフトのダウンタイムはどのくらいですか?
糸リフトのダウンタイムは、およそ1〜2週間が一般的です。術後は、シャワーやメイクもできます。施術直後は触ると少し痛みがあり、内出血も出やすい時期ですが、冷やしたりメイクでカバーできる程度です。メスを入れる施術とは違い身体への負担を少なく、たるみを改善できます。